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「記憶する体」伊藤亜紗著

時間的な蓄積として身体のアイデンティティが形成されていくさまを、中途障害者、先天障害者などのケースを通じて描いています。

健常者がよかれと思う介助や技術が必ずしも障害者のニーズにあっているわけではない、障害者を演じることでアイデンティティの危機に陥る障害者がいる、という記述にはっと気づかされました。

障害を通じて自分の体の使い方を工夫したり、何かの動作を取り入れることで心のバランスをとったりと個々に試行錯誤して自分なりの身体を作り上げていく様子がわかります。

不自由があることで自分と向き合い、深く考えた結果身体が変化していき、不自由がアイデンティティになることもあるのが興味深いです。

 

 

 

 

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